自分で自分を褒める
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よつば個別指導塾ときわ台校の坂本です。
最近以前塾の教え子たちが受験を終えて、板橋まで挨拶に来てくれています。
以前のブログにも書きましたが、卒業生たちの笑顔は見ていて眩しいものです。
『まぶしい春期講習』
https://yotsuba-kobetsu.com/column/post-141/
しかし今日来た男の子は、少しそれとは風味が違いました。
無事大学には合格したものの、偏差値や知名度的に自分の納得のいく大学ではないとのこと。
その男の子は去年から一浪して大学受験に臨んだのですが、
「せっかく一浪したのだから良い大学に入りたかった」
「つまらない私立にいくなら浪人の意味がない」
と話してくれました。
まぁ以前からそんな感じのことを言っていたのですが、私は「いやいや偏差値だけで人の価値は決まらないから」なんて返答をし続けていました。
おそらくほぼ100%の人が、私と同じことを言うんじゃないでしょうか。
人は学歴だけじゃないよ、偏差値で決めつけちゃダメだよ…と。
もちろん、多分に漏れず私もそう言ってきましたし、これまでブログにも「結果よりその過程が人生」と書いてきました。
真実、そう思っています。
でも同時に彼の言葉と気持ちも理解できました。
彼は「勉強や高校の学歴で人から褒められるのが嬉しかった」というニュアンスのことを言っていました。
「えっ、そんな良い学校行ってるの!?」
「頭良いんだね!」
なんて言われて、嬉しくない人はいません。
むしろそんな風に「人から賞賛されることが行動するモチベーション」になってしまうのも当然です。
頭のいい学校に行く、有名な企業に入る、良い役職につく、良い給与を貰う…。
その度にもらえる「他人からの賞賛」
賞賛される
↓
嬉しい
↓
もっと欲しい
このループなのでしょう。
良いとか悪いとか、そんな話ではなく、人とはそういうものなのかもしれません。
人間の大半が、このループに入っているような気がします。
問題は「その賞賛が貰えない状況に陥ったとき」ではないでしょうか。
今までは出世頭だったが左遷された時、今までは大金持ちだったが破産した時、今までは勉強で上手くいっていたのに第一志望には合格できなかった時。
そんな時、人はどうしたらいいのでしょう。
努力すれば良い?
いや、努力では届かないところに自分の目指す「賞賛」があるとしたら…?
(むしろそのような状況の方が多いでしょう。)
どうしたらいいかの答えは私自身分かっていません。
しかし恩師が昔に言っていた言葉が思い出されます。
「大人になったら、自分で自分を褒めるしかない」
と。
昔は「そっかー。」ぐらいにしか思いませんでしたが、今となっては大切な言葉だと思います。
自分で自分を褒める。
自惚れと紙一重の技ですが、これが上手くできることが、結果や他人の評価如何に関わらず行動できる人の「一つの要件」な気がしています。
その子に伝え忘れてしまったので、ここに書いておくことにします。
もしかしたら、見てくれているかもしれません。
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