「優秀な子」に共通する、ある能力とは?
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よつば個別指導塾ときわ台校の坂本です。
以前のブログにリンクを張ったのですが、
開成・元校長の柳沢幸雄「優秀な子」に共通する、ある能力とは?
https://toyokeizai.net/articles/-/476743
上記について、話をしようかと思います。
(※以前のブログは下記です。
都立入試問題を解いて(2)
https://yotsuba-kobetsu.com/column/post-241/)
開成・元校長の柳沢幸雄さんの話は、色々考えさせられるところの多い文章です。
その中で一つ「そうだよな」と思わされた一文が、
暗記させたり、覚えさせたりすることは悪だという刷り込みがある
という文章です。
これを読んで私は「確かに」と思いました。
戦後の日本は詰め込み教育でした。
それが終わり、反動として「ゆとり教育」が生まれました。
さらにその反動として「生きる力」の教育が始まりました。
「生きる力って何なん?」というのは、また別の話として、
少なくとも、丸暗記が望まれてなさそうだな、というのを感じませんか?
ちなみに以前のブログでも書きましたが、都立入試問題の社会は丸暗記が不要な作りになっています。
実はそれは「都立中高一貫校入試」でも同様です。単純な知識を問う問題がないのです。
私自身は、そのことを悪くは思っていません。
むしろ考えさせる問題を作ることはとても良いことだと思っています。
しかし、だからこそですが、心の中に「暗記させたり、覚えさせたりすることは悪だという刷り込みがあるかもしれない」という意識を持つことが大事だと思っています。
(現代の人たちは「スマホがあるから英単語なんて覚えなくてもいいじゃん」なんて言いそうです。)
開成・元校長の柳沢幸雄さんの話にもありますが、
・知識には蓄積すべき必要量がある
・それが頭の中で自然に融合し、新しい発想が生まれる
・知識はたくさんあってこそ、新しいものを生み出せる
という考えに100%私は同意します。
よく日本の教育からはGAFAのような企業は出てこないという話の流れで、日本の知識偏重教育が良くないという論調を見ます。
というか、カレーの付け合わせに福神漬けレベルで組み合わせて論じられます。
断言しますが、「知識は入れておいて損はない」です。
というか、たくさん入るうちに入れておいた方が良いです。
そういう意味では、中学受験生が必死に植物の名前を憶えているのも、絶対無駄ではありません。
そうして溜めこんだ知識が、融合して新しい発想になります。
「生きる力」を「ただ実生活に役立つ力」なんて読み違えると、本当に亡国まっしぐらです。
知識をたくさん入れることは大前提です。そしてその知識には「丸暗記」も含まれます。
知識があれば、教養のある人になるわけではありません。
しかし教養のある人は、少なくとも知識があります。
…ということで、教え子たちにはひっしに漢字を覚えてもらうことにします。
いくら大切さを説こうと、子供たちにとって「めんどくさい」壁を乗り越えさせることは、なかなか困難なんですが…。
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