中学受験と高校受験、どちらにするべき?
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よつば個別指導塾ときわ台校の坂本です。
以前読んだ記事について、少し書こうと思います。
(と言っても、「どっちがメリットあるの?」的な話ではなく、いつもの通り抽象的な人生論を書いてしまうのですが…。)
『中学受験と高校受験、どちらにするべき?』
https://dot.asahi.com/dot/2022031000068.html
この記事自体も面白いのですが、上記の記事の中に、
【質問】
中学受験をしないという選択をした場合、小学校時代は何をやらせておくべきでしょうか。(小1男子、小4男子母)
というものがあります。
この質問は私も受けたことがあります。というか、大抵の塾講師はこの質問を受けたことがあるんじゃないかと思います。
この質問が出てくる背景も良く分かります。
周りの子は小さい時から大手進学塾に通っている。
我が子は自由にさせようと決めたものの、やはり高校受験への不安はある。
中学受験をしないにしろ、高校受験で後手を引かないくらいの勉強はさせておきたい。
といった気持ちになる保護者様も多くいらっしゃるような気がします。
そこで、記事の中で矢萩邦彦先生は、
あまり「中学受験をしないなら、何をすべきか」と言った「べき論」で考えないほうがいいと思います。
そもそも中学受験の勉強って「目的ありき」の勉強なんです。そうではなく、「無目的な体験」というのでしょうか。だんごむしや電車を見ているだけでもいい。目的はなくても、そこにあることに集中する経験をたくさんしたほうがいいと思います。
と言っています。
私はこれを読んで「ああ、そうだよなぁ」と思いました。
「目的(結果)を達成するために行動する」ということしかしてこないと、将来苦しい時が必ず来ます。それは自分のブログでも書きました。(https://yotsuba-kobetsu.com/column/post-164)
中学受験にしろ、高校受験にしろ、会社にしろ、世の中は「べき論」で溢れています。
有名中学校に合格するなら、この問題は出来るべき
高校受験に合格するなら、副教科の内申は上げるべき
仕事が出来る大人になるためにはー…
無限の「べき論」で埋め尽くされています。
すべきものはすべきなのです、と言われればそうですし、実際すべきことはこなすのですが、「べき論だけで生きてはいけない」という視点を持つことが大事かなと思います。
無目的な体験、無目的な行動とは体験することや行動すること自体が目的とも言えます。
一見、無意味に見えるかもしれませんが、その体験や行動の先に思わぬ出会いや興味を惹かれるもの、将来の道へつながるものがあるかもしれません。
「将来のためを思って行動する」の真逆です。
しかし得てして人生はそんなものだと言うのは、我々大人は知っているのではないでしょうか。
ひと昔まえの有名なスピーチの言葉を借りるなら「点と点をつなげる」という感じでしょう。
目的を持って行動する、無目的に行動する、どちらが良いという話ではなく、どちらにも偏らない見方を身に着けておくと良いと思います。
…と、ここまで書いていてなのですが、だからと言って「じゃあ勉強せずに遊ばせるだけ遊ばせよう」という訳にはいかないと思うので、お困りの際には是非お電話ください。
実務的に「身につけておくべき学力」は、その時にでもお伝えします。
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