人間のタイプと玉虫色
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よつば個別指導塾ときわ台校の坂本です。
以前少しだけ勤務をしていた塾では、お子様に対してこのようなタイプ分けを行っていました。
「人間は9タイプ」
https://promo.kadokawa.co.jp/9types/9t/pro/
まぁ一種の性格診断のようなものです。
このタイプに寄って、お子様ごとに一番良い接し方を行うというものです。
「お子様ごとに声のかけ方を変える」という、その心構えはとても大事です。
画一的な声のかけ方で統率を取ろうとするのは、軍隊ぐらいなものです。
(軍隊も実は違ったりするのかもしれませんが。)
ただ、私はこの生徒を分類分けする指導に少し疑問を抱いていました。
「人って、そんなシンプルに分けられるのかな?」
という気持ちが拭えなかったのです。
(SEKAI NO OWARIの最近の曲でなんかこんな感じの歌がありましたが。)
自分の成績についてはとても『楽観的』なお子様が、好きな子とのLINEについては『悲観的』だったり。
普段の提出物についてはとても『堅実的』なお子様が、アプリの課金には『軽率』だったり。
私はどちらかというと、「人は無限の側面を持っている」と思っています。
その上で「時と場合により、出現する側面の強弱が変わる」と。
時と場合と言いましたが、その時々の気分などによっても変わりそうです。
それはまるで見る方向が変わればがらりと見え方が変わる「玉虫色」のようだと感じています。
ふらふらと曖昧ではっきり定まらないことを嫌う人も居ますが、私はこの玉虫色も好きです。
ちゃんと決めきれない、だからと言って無色ではない、迷いのあるような、ないような。
それこそ、人の心を表すのにぴったりな色だと思います。
お子様と接する時には、この玉虫色をよく意識しています。
調子が良いときもあれば、調子が悪いときもあります。
数学が好きなときもあれば、数学が嫌いになってしまうときもあります。
××高校に行きたかった時期があれば、違う高校に行きたい時期もあります。
この玉虫色を他人は「すぐに気が変わる人ね」「一貫性がない」「一回決めたらやり通せ」なんて批判します。
もちろん、何か一つの思いをずっと貫くことも良いことです。
ただ「何を貫けなかったときに、その人の力を見限る」ようなことを、私は絶対しないように決めています。
だって、人の心は弱くて変わりやすいです。
良いじゃないですか、上手くいかなくて諦めたって。
そこからまた積み直せばいいじゃないですか。
だから今日も子供たちには声をかけます。
「また明日」と。
また明日、少しずつ積んでいけば、きっと大きな成長になるはず。
そう信じて一緒に頑張っていきましょう。
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