結果を出すための回り道
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よつば個別指導塾ときわ台校の坂本です。
人は成長すると、自分の目標を公に言いたがらなくなるそうです。
例えば「勉強して東大を目指す!」とか「出世して社長になる!」とか、周りの人に言いまくっている人はあんまりいません。
(そもそもそんなの望んでない、というのは別の話として。)
人が目標を他人に言いたがらない理由はシンプルです。
「上手く行かなかったら恥ずかしいから」
というだけです。
100%叶うor上手くいく願いなら、誰しもみんなに吹聴してまわります。
誰にも言わずに何かをやっていれば、失敗してもそれは自分一人の恥で済みます。
上手くいったら、そのとき話せばいい。
確かにどっちに転んでもダメージの少ない上手い方法です。
だからこそ、みんな自分の目標を隠すのでしょう。
特段私もそれに関して、何か物申そうというわけではありません。
人それぞれだと思います。
何を隠そう、私自身も昔は独立計画を誰にも伝えていませんでした。
こそこそ調べまわって、資金計画を自分の中だけで立てていました。
そうして、私の独立計画はかつて頓挫しました。
誰にも言っていなかったので、諦めやすかったですから。
というか、自分一人でごにょごにょやっているので、思考も「自分の中でまわる」のみです。
(頓挫というか、実行にうつされていないので、それ以前ですね。)
なので、前職ではみんなに「僕は今年独立する予定です。」と宣言していました。
資金が集まるかどうかも不明瞭、そもそもテナントの空き状況も不明、看板やパンフ、HPもまったく空白。
それでも「独立予定です。」と言い切っていました。
そうして、無事独立して今に至ります。
何か目標を達成する時には、周りの人に行ってしまうのが一番です。
なぜかというと「言ったからには後に引けないから」です。
後に引けないと行動するしかありません。
自然と体が動きます。
なんやかんや書きましたが、「結局目標は他人に言えってこと?」と思われるかもしれません。
しかし私が言いたいことはそこではありません。
私が伝えたいのは、
「目標に向けて行動していることが素晴らしいのであって、その結果如何を求めすぎない」
ということです。
これが私の信条のひとつです。
「上手くいかなかったら嫌だ」
↓
「他人には何も伝えない」
↓
「行動にうつせない」
↓
「ただ人生が過ぎていく」
という負のコンボに、少なくとも自分の教え子はハマらせたくないのです。
世のなかの人は、結果が出ないと結局世間では認められない、と思っています。
事実そうかもしれません。
でもだからこそ、私は自分の教え子を「結果云々ではなく、今の行動だけ」で認めたいのです。
だって行動したら毎回結果が出るものでしょうか?
むしろ行動して、結果が出ないことの方が多いのではないでしょうか?
じゃあ結果が出なかった行動は無意味なのでしょうか?
無意味な行動をした人生の時間は無駄だったんでしょうか?
そんな考えだと、「利益(結果)の出そうな行動しかしない」大人になりそうじゃないですか?
「今回は上手くいかなかったけど、悔いはありません。次はこれを目指してみようと思います。」
そんな言葉を言ってくれるような教え子になって欲しい。
そう思って、日々私は生徒に声をかけています。
不思議なことに、そうやって「過程」を大切にしている人の方が、「結果」の効率だけを追っている人より楽しく生きている…そんな気がしませんか?
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